専門医による「歯周病相談室」

Q.未来の歯周病治療 A.歯周病の予防法については大きく進歩すると思います。

30年前に比べると歯科治療の技術は大きく進歩しました。特に、新しい歯科材料の普及はめざましいものがあります。適応症は限られていますが、インプラント*のおかげで入れ歯を入れずに済んだり、新しい材料のおかげで歯をあまり大きく削らない虫歯治療も可能になりました。その反面、相変わらず不快な音をたてるタービンやドリルなどあまり進歩のないものもあります。歯周病についても、この30年でその原因が少しずつ明らかになり新しい予防や治療方法の開発研究も盛んに行われています。30年後の歯周病治療はどうなっているでしょうか。歯周病の予防法については大きく進歩していると思います。遺伝子や唾液を調べて歯周病の罹りやすさを判定して、効率の良い定期健診が確立されているでしょう。ワクチンや薬を用いての歯周病予防も実用化されているかもしれません。その結果、80歳を過ぎても入れ歯なしでしっかり食べている人が大幅に増えるでしょう。一方、治療法についてはどうでしょうか。
iPS細胞など新しい技術を用いた人工臓器の開発技術はどこまで進んでいるか、予測が難しいのですが、抜けた歯がまた生えてくるような夢の治療はまだ、遠い先のようです。現実に立ち返ると、やはり歯周病になる前に、ていねいな歯ブラシで予防することがもっとも確実な方法です。


*インプラント治療
歯の抜けたあごの骨に人工歯根を埋め込みその上に人工の歯を固定する治療方法です。

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